2010年02月17日
[パレスチナ自治区] オリーブ畑を越えて

張り詰める空気は緊張そのもの。
それに人の高揚した気分が混じり込む。
オリーブ畑をはるか横切る目に見えない国境線を越えて、
二つのグループは距離を縮めてゆく。
毎週金曜日のデモ。
イスラエルの兵士は言う。
「テロリストになるやつらがいなければ俺達は平和なのに」
パレスチナ住民は言う。
「あいつらが攻めてくるから、俺達に未来はない。行き場もない。あいつらがいなければ・・・」
平和を奪い合って争いが生まれ、憎しみの連鎖がさらにそれを加速させる。
いったい「平和」とは何か。
「自分さえよければいいのは、平和ではない」
もしそう言うのであれば、今の日本はどちらになるだろう。
Posted by hiyo at 01:03│Comments(0)
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